HISがこのほど発表した2月の旅行取扱高は前年同月比734.1%増(2019年度同月比49.7%減)となる210億2384万円。海外旅行、国内旅行でのレジャー需要の回復が顕著に数字に表れた。国内旅行は同189.5%増(同3.5%増)の57億509万円だった。
取扱高は、HISとグループ5社(オリオンツアー、クオリタ、クルーズプラネット、ジャパンホリデートラベル、HIS沖縄)の社内取引を相殺した旧会計基準の数字となっている。
国内旅行の取扱高は全国旅行支援第2弾の追い風もあり、19年度を上回った。HIS単体での取り組みとして、全国旅行支援対象外の周遊プランを展開する「ぐるり旅キャンペーン」や、コロナ起因による「キャンセルチャージ全額免除」など、独自の施策を展開。沖縄・北海道方面が好調に推移し、中でもパッケージツアーが19年度比で2桁の伸び。商品では航空券とホテルを自由に組み合わせられる「ダイナミックパッケージ」が大幅な伸びを示した。
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